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ヤル曲ヤラナイ曲

 折に触れて書くことがありますが、

「何かリクエストはありませんか?」という場合、

普通の方々にも耳馴染みがあったり、想い出の曲

だったりするものを、1ステージの中に何割か入れる

ほうがお互いに気楽だ、という配慮があります。

 で、ほとんどの場合

「できる曲しかやれませんけど😜」などと付け足します。

私の場合は、ピアノとベースのほうを見て

「三人のうち二人が知っていれば、たぶんお届けできます」

五十嵐さんの場合は

「といっても、やりたくない曲はやらないんですがね」と、

澄まして言います。

 ある日の五十嵐トリオに、最近いらした方が

「“セント・トーマス”お願いします‼️どうしても五十嵐さん

 のが聴きたい」と、熱心にリクエスト🤩

かなり驚いてズッコケる五十嵐さん。

「え~と、この編成でねえ、う~~んと、どんな感じ

だったっけ?(しばし考え込む)ちょっと待って

くださいよ。10分ばかり練習さしてもらって、と」

今度は客席がズッコケる。

ピアノの森田さんが立ちあがって五十嵐さんに耳打ち

「じゃ、休憩中に打ち合わせて、次のステージにして

 いただいたらどうでしょう?」

五十嵐さんニッコリして

「あ~た、いいこと言うねえ😄それがいいや。

(客席に向かって)お急ぎですか?大丈夫?

 次のステージもいられますか?」

客「(喜々として)もちろんいます😀‼️

五十嵐「うふふ、この手は使えるね😉

 お客さん引き留めるときにね」

 そして次のステージ、別に打ち合わせも練習も

していないようでしたが・・・森田さんがお約束の

カリプソ的イントロを繰り出すと、五十嵐さんは事もなげに

アルトサックス一本で、あの曲を気持ち良く聴かせて

下さったのでした🥰

五十嵐「(涼しい顔で)何十年もやっていない曲だとか、

 他の人のスタイルであんまり有名な曲ってのは、

 ちょっとは心の準備がいるんだね」

・・・恐れ入りました🙇‍♀️🎶👏👏