Old Blog Library 2006年02月13日
癒し系?orイヤラシ系!?
例えば「Love For Sale」
ラテン・リズムを取り入れたカッコイイ構成にしたりして、
比較的よく歌われたり、演奏される曲です。
ところがこの歌詞ったら、
「ちょっとスレてるけど、まだまだイケるわよ😁
誰か試してみない?詩人の唄うような子供っぽい恋じゃなくて、
もっとナマナマしいのならお手の物、天国見せてあげるから🥰
ただし『ホンモノの愛』だけはダメだけどね
さあさあ、その気があるなら一緒に二階にいらっしゃい」
な~んて、スゴイのです。
こういうお歌は、ゆめゆめ必死で歌ってはいけません。
特にお若いボーカルの方々は、一生懸命内容を説明しては
ダメです。コワイから。
あくまでも、軽くシャレてお願いします。
一般に、ファンがジャズボーカルに求めるものは、
耳に心地よい声や刺激的なフレーズ、見て聴いて、
和めたり(癒し系)あるいはドキドキできたり(セクシー系)
することだと思うのですが、歌っている側はですね、
その効果をなんとか早く得ようとして、声やフレーズを
作ろうとする傾向があるかもしれません。
さらに、何か良いトークもしなくちゃ、と考えた末に、
歌詞の内容をまじめに説明したりしている場合がありますね。
私も経験があります。
でも、ライブで良いパフォーマンスをするということは、
自分の持っている自然な声と技術で、自分の好きな、
自分に合った曲を個性的に表現して、自分と共演者と、
目の前のオーデイエンスを楽しませることだと思うので、
借り物の演技になってしまってはつまらないですね。
それに、スタンダードの曲って今時の曲と違って、ほとんど
メッセージ性がありません。あくまでも「惚れたハレた」
ばかりを、手を変え品を変えて言っているだけのノー天気で
普遍的なものです。
今の自分にピッタリした曲を、今日の自分の声で、
心地よく演奏したいですね。それを聴いている方々が
心地よくなってくだされば、それがまさに双方にとっての
「癒し」ってワケでございます。