Old Blog Library 2015年05月30日
馴染み
「裏を返して、馴染みになって・・・」という表現、
ご存知ですか?
河辺さんが「十分なギャラをご用意できなくて、こんな狭い
ところで演奏していただくのは申し訳なく・・・」などと
言われて
「いやいや、ジャズをご存知ないお客さんに楽しんで
もらえる機会が少しでもあるほうがね☺️ 喜んでやりますよ。
その代わり”裏を返して”おくれよ。」とおっしゃっていました。
元々は遊郭の言い習わしから来ていて、
「初会」「裏を返す=2度目」そして3回目にやっと
「馴染みになる」というのが暗黙の了解事項。
つまり、最初に派手に遊んでお金を使っていただいても、
それっきり、というのは、あまり好まれるお客では
なかったわけです。この、粋筋の言い方が定着して
「2度目3度目を、あまり間をおかずに頼みますよ」と言うのを
「裏を返してね」と表現しているわけです。
初めて来られて
「いや~~、気に入ったなあ。今日は連れて来られて
紹介してもらったから今度は一人で来ていいですか?」
というような場合に
「ハイ、お顔のわかるうちに裏を返していただければ」
そこで「それってどのくらいの期間?3か月くらい?」
などと聞くのは野暮というもの。くすっと笑っていたら
「ママが顔を覚えてるのって一か月くらい?」と重ねてご下問。
ご一緒の方がイライラして
「そういうこと言うんじゃない😡その気があるなら来週
来りゃいいんだ‼️」
時間というのは、容赦なく流れていくものですが、主観的な
ものでもありますね。 退屈なことに付き合っていると、永遠に
終わらないような気がするし、集中して何かに取り組んでいる
ときには、長いか短いかなんて考えてもいない。一区切りして
ふと我に返った時に「あっという間だったかも」と感じる
わけですが、
「12年目?あっという間だったでしょ?」などとあっさり
他人に言われると
・・・そうでもないゼ😓とも思いますね。