Old Blog Library 2019年12月18日
イントネーションありき?
歌の間を取るときにいつも感じることですが、歌詞の
中で伸ばしてもいい語とそうでもないものがあって、
そのことをnative speakerは、考えるまでもなく自然に
発声していますが、日本人の場合には、どうしても何か
抑揚をつけようとするきらいがあるような気がします。
そうすると、歌謡曲的、というか、英語の歌らしくない
節回しになって、言ってしまえば「ダサい」ことになる
ようです。
つまり、日本語はイントネーションでの表現が基本に
ありますが、英語は強弱のアクセントが大きな部分を
占めている、という、言葉としての形態の違いによるもの
だと思われます。
そう言えば昔、国語学の権威の金田一春彦先生が、
講義の余談で「最近の(数十年前ですが)日本語の歌の
抑揚が、美しい日本語にはあるまじきことだ、と
学者の間で憤慨しまして、みんなできれいな歌を作ろう!
という試みをしたことがありました」と語って
いらっしゃったことがあります。
その曲は何だったのか、覚えてもいないし、実際に
歌ってはくださらなかったと思うのですが、「正しい
日本語の抑揚で」(ここは上げるべきではないとか)
作られた歌だからといって、それでヒットするわけでも
ないでしょうし、歌いたくはならないんじゃないかな、
とも思います。
ふと思い出した一コマでした😌