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ハニー!進駐軍時代の話

 戦後若き日本のジャズマンたちが活動した場所・・

「将校クラブ」

 今で言うプロダクションに登録し、要請に応じてバンドを

組んで出動するわけです。

 御歳84歳の河辺さんが20代のホープだった頃

ある夜7、8人の編成で着いたところは、なんと‼️

女性将校ばかりのクラブ😳

 グレン・ミラー楽団そのものの格好に身を包んだ大人の

女性たちが、思い思いの飲み物を手に、ゆったりと演奏を

聴いているのです。

約束の2ステージが終わって夜も更けた頃、リーダー

らしい女性がマネージャーに交渉、

「あと1ステージやってくれない?私たち、ここで

 キャッシュで払うわ」

マネージャーもドルが欲しかったので

「やりましょう!」ということになり、例のスタイリッシュな

帽子を回してドル紙幣をたくさん集め、バンドも喜んで

再び演奏を始めると・・・

 それまでのステージでは大人しく座って聴いていた彼女たち、

何だか様子が違っているのです。

 一人がグループの端っこに座って吹いていた河辺さんの隣に

ピッタリくっついて座って「Honey!」とキスの嵐!😍😘

吹きにくいなあ、と思いつつ周りを見まわすと、それぞれ

お目当てのプレイヤーに張り付いてみんなで濃厚な状況😳😍

 唯一、張り切って立ちあがってソロを吹いていた

トランペッターだけがその光栄に浴さなかったとか・・・

カワイソ、誰?😂

河辺「ハニーって言葉はこういう風に使うのかあ、って

 初めて実感したんだね。」

「その時もらったキャッシュでさ、今の服部時計店が

(今は和光と呼んでます)PX(免税店?)だったんでね、

 11ドルで靴を買ったんだよ。丈夫だったなあ。」

 それからそれへと想い出話は広がります。

リアルタイムで戦後を経験した先輩のお話は、今は文献でしか

知ることができない情景を、体温を伴って蘇らせてくれます。

ライブの醍醐味(だいごみ=珍しい貴重な味わい)のひとつ。