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團菊爺い

 過日、三年ぶりに開催の歌舞伎座「団菊祭」を観て

来ました。 海老蔵の「暫(しばらく)」菊之助一家の

「土蜘(つちぐも)」どちらも気合十分に華やかで

大いに楽しめました。

 団十郎と菊五郎はその時代を代表する大看板ですが、

次世代が襲名してデビューすると、先代贔屓の方々の中に

「先代のほうが良かった、息子はまだまだだな」とか何とか

言いたがる人が必ずいて、「団菊爺い」と呼ばれたのだとか🤣

「昔は良かった」とは、エリントンの曲にもあり、

酒場のカウンターでもしばしば耳にする言い様ですが、

「その一言が老化の一歩」と戒める傾向もあるようで

(*^_^*)

 三島由紀夫のエッセイの中に、

「小さいころ祖母に連れられて歌舞伎を観に行くと必ず、

 いくつか前の席に双子の婆さんが座っていて

 『先代とは比べ物にならないね』『ああ全くだ』

 とささやき合っていてそれがおかしくて強く印象に

 残っている」

という一節があって面白く読んだ覚えがあります。

 海老蔵のセリフと声に先代団十郎を懐かしく思い出した私も

立派な「団菊婆」の素質があるかも!(^^)!