Old Blog Library 2022年05月26日
團菊爺い
過日、三年ぶりに開催の歌舞伎座「団菊祭」を観て
来ました。 海老蔵の「暫(しばらく)」菊之助一家の
「土蜘(つちぐも)」どちらも気合十分に華やかで
大いに楽しめました。
団十郎と菊五郎はその時代を代表する大看板ですが、
次世代が襲名してデビューすると、先代贔屓の方々の中に
「先代のほうが良かった、息子はまだまだだな」とか何とか
言いたがる人が必ずいて、「団菊爺い」と呼ばれたのだとか🤣
「昔は良かった」とは、エリントンの曲にもあり、
酒場のカウンターでもしばしば耳にする言い様ですが、
「その一言が老化の一歩」と戒める傾向もあるようで
(*^_^*)
三島由紀夫のエッセイの中に、
「小さいころ祖母に連れられて歌舞伎を観に行くと必ず、
いくつか前の席に双子の婆さんが座っていて
『先代とは比べ物にならないね』『ああ全くだ』
とささやき合っていてそれがおかしくて強く印象に
残っている」
という一節があって面白く読んだ覚えがあります。
海老蔵のセリフと声に先代団十郎を懐かしく思い出した私も
立派な「団菊婆」の素質があるかも!(^^)!