Old Blog Library 2008年09月08日
ちょっとヘンに思ったこと
ラジオを聴いていて、たまたま巷で名前が売れている
セミプロのジャズ・プレイヤー(つまり、その方は、他に
れっきとした職業をお持ちで、そちらで名前が売れていて、
趣味でジャズライブもなさる、ということ)が、ジャズの
魅力について話しているのが耳に止まりました。
曰く、
「作曲者の意向なんてどうだっていいんですよ。
つまり、曲は、どんなにカッコイイアドリブを展開するか、
の題材にすぎないんだから」
これは、楽器によって、また、好むスタイルとか時代に
よって、感覚に違いがあると思うのですが、少なくとも、
歌手である私にとっては
「同じジャズの曲をやっていても、世界の違う人だな~」
という感じでした。
ジャズを自分で演奏したい方は、アマチュアの場合特に、
決まりきった曲を選び、お約束のようなテンポで、どこかで
聴いたようなフレーズを繰り出すのが楽しくてたまらない、
という風情です。それは確かに、ジャズのひとつの楽しみ方
ではあるでしょうが、音楽をする、というよりも、例えば
ボーリングをする、とか、カラオケをする、とか卓球をする、
ということのほうに近いかな、と。
ま、私は「スタンダード愛好会」の正会員ですからね。
作曲者の意図は大切にしたいと思っています。
もちろん、作られた時代やその人の個人的な恋の経験なんて、
私の現実とはかけ離れているかもしれません。
でも、永く愛されている曲というのは、どこかに『普遍』を
含んでいるのだと思うのです。
「そうそう、その気持ちわかるなあ」という共感があって、
何十年後に聴いても、他の人が演奏するのを聴いても
「グッとくる」ものがあるのじゃないかと・・・。
それは決して歌詞だけのせいではありません。
このテーマについては、またあらためて・・・。